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ものづくりと資源・環境・エネルギー

昨日4/19に名古屋のホテルキャッスルプラザで科学技術講演会「ものづくりと資源・環境・エネルギー」に参加しました.

講演1
「自動車から見た将来エネルギーの展望」
株式会社豊田中央研究所 シンクタンク室 主席研究員 小林茂樹氏

講演2
「科学技術は『環境と命』に何をもたらすか?」
名古屋大学大学院 工学研究科 マテリアル理工学専攻 教授 武田邦彦氏

両講演とも非常に知的な内容で,連日睡眠不足の私ですら一瞬の睡魔にも襲われる隙すらない内容で,名古屋まで足を運んで良かったと思いました.

最初はトヨタの方の話が聞きたかったので参加したのですが,武田教授の話も「科学技術は幸福のためのもの」という立場から忠実に社会・文化・科学技術を語られていて,研究者の端くれとして聞いていて非常に嬉しかったです.

私は行きの電車の中でアレックス・カー氏の「犬と鬼」を読んでいたのですが,どうもちょうど共感を持てる内容の部分が武田教授の講演で出ていました.ひょっとして,教授も読んでいたのかな?

中国の韓非子の故事で:

皇帝: 「描きやすいものは何か?描きにくいものは何か?」
宮廷画家: 「犬は描きにくく,鬼は描きやすい.」

という行があるそうです.つまり,身近な慎ましやかなものは正確に捉えることが難しいが,派手で大げさな鬼のような想像物は誰にだって描ける.

現在の日本の風景を見れば容易に納得がいきます.私の住む三重県という日本でもトップレベルの田舎でさえ,昔ながらの日本を感じさせる建物や町並みはもうほとんど見ることができません.街に出ても出なくても文化的・伝統的な香りのしないおぞましいコンクリートの建造物だらけです.奇しくも私の住む鈴鹿市は1月から新庁舎が使われだしました.美しい?とてもそんなことをいう気分にはなれません.

話が脱線してしまいました.

ともかく,武田教授が社会の矛盾,メディアの矛盾,規制の矛盾から私達の目を醒まさせてくれるような素晴らしい講演でした.

主催者が講演者紹介で武田教授の著書に惹かれていたことを話されていました.

「リサイクル幻想」

なんとも興味深いタイトルですね.私も早く入手したいと思います.

私は本に書き込みを入れる人間なので私自身は購入しますが,鈴鹿市の図書館にも置いてもらいたいです.

鈴鹿市立図書館

検索結果

検索結果を見ると,持ち出し禁止になっていますが,何とか1冊あることがわかりました.

少しほっとしました.我が鈴鹿市は図書館経費の今年度予算を大幅にカットしてしまったために,新図書の購入が大変制限されているのです.恥ずかしい話です.

恥知らずな流れにいつ巻き込まれるかわかったものではありません.

「学びの機会を逃さないで」

心からそう思います.私を信じてくれる人に幸あれ.

2006年4月20日

株式会社だえもん 代表取締役 田中通

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