第6節 まとめ

@ 昭和53年以来、香芝高架橋周辺の住民に対して、一回の検診と三回に亘るアンケート調査を実施した。

A その結果、いわゆる低周波音による被害として文献にも指摘されている健康被害が高率に認められた。

B 検診の結果は、咽頭発赤や、シエロングテスト陽性例が比較的多い等、自覚症状と関連していると思われる客観的な所見が得られた。

C 被害の訴えの率は、住居が高架橋に近い程高く、離れるほど低くなる。この関係は、奈良県、その他の調査とも一致している。

D 数多くの状況証拠から、香芝高架橋周辺での健康被害の原因が高架橋より発生する低周波音である疑いが濃厚である。

文献

@Slarve, R.N.and Johnson,D.L.:

  Aviat.Space Environ.Med., 46,428   (1975)

AHarris,C.S.,et a1.

  Aviat. Space Environ. Med., 47,430   (1976)

B武田真太郎

  衛生工学ハンドブック騒音・振動編

  朝倉書店,1980,P111〜116

C時田 保夫

  衛生工学ハンドブック騒音・振動編

  朝倉書店,1980,P 306〜313

D汐見 文隆

  公害と対策,Vo1. 14, No.2,P159〜165