第2章 ヒトと超低周波音 −これまでの研究から−

第1節 (超)低周波音とは

 一般に可聴周派数範囲と言われている20Hz〜20,000Hzよりも低い音という意味では超低周派音(Infrasound)という呼び名が使われる。これは超低周波空気振動などとよばれる場合もある。1973年パリで開かれた超低周波音に関する検討会では0.1〜20Hzと定義している。

 また,この超低周波音と,可聴音も含め例えば1〜100Hzくらいの範囲の音波を,低周波音,低周波空気振動などとよんでいる場合もある。

 低周波音圧測定器として特に定められたものがないために,周波数範囲は測定者によって一定していない。本調査においては,2Hz〜63Hzを測定対象としている。

図2-1 音の周波数の範囲