第6節 自由意見の整理

 アンケート調査票の最後の頁に自由意見の記入欄を設けたところ,様々な意見が寄せられた。建物被害以外のことも書かれているが,貴重な意見が多いので,整理して紹介する。

 なお,( )内のNo.は調査票の番号であり,何mという数字は。香芝高架橋からの距離である。

1)住宅被害など

Γ指が1本入るぐらいのひび割れが発生し,壁と屋根を大修理した」(旧県道沿,N0.5-5)

Γ地盤にも亀裂が発生している」(No.3-5,旧県道沿)

2)健康被害

 @ 夜中の音のため眠れないことにより,Γ体が疲れる」,Γ音がこわい」,Γ気違いみたいになった」,Γ子供の将来が心配」という訴えが多い。

 A Γアルミサッシの窓でもあまり効果がなく,香芝高架橋に而している部屋は全く使えないくらいやかましい」(No.7-14,この住宅  は,香芝高架橋から200mも離れている)

 B 子どもによく鼻血が出る。主人は夕方になると声が出なくなる」(No.10-8,90m)

   「頭がまわされる感じがする」(No.15-4,110m)

 C 「5,6年前から気管支炎をわずらっている」(No.5-3,40m)

3)香芝インターチェンジの料金所廃止により,西名阪から旧県道へ出る大型車が急増した(写真4-3)ため,「騒音,振動,砂ぼこり,粉じんが急に多くなった」「テレビ写りが悪くなった」,「地震のような振動がする」,「渋滞が多くなった」,「裏通りまで車が入ってくるようになった」などの訴えがある。子どもの交通事故の危険も急に大きくなり,「登下校するときが特に危ない」,「今までは,子どもだけで通学できたが,最近では 送り迎えをしなければならなくなった」などが訴えられている。実際に,志都美小学校では,母親が当番で立っているということである。(写真4-3

写真4-3 旧県道(現国道)

4)その他

 「静かなところへ転居したい」,「雨の日には 昼夜をとわずやかましい」,「大型車が通行する4〜5秒前に振動が始る」,「車が80km/時以上のスピードを出さないように,見張りをつけて下さい。そうしないといつまでたっても良くなりません」,「定期的な道路補修のときの音や振動が大変苦痛である。近くに避難する場所を作ってくれているが,家を留守にして毎日行かねばならないのは,非常に困る」などがある。