第3節 高架橋の構成・構造

 3-1 概 要

 本調査の対象である西名阪自動車道は香芝 町今泉・上中地区を横断する区間では,図2に示すような高架橋となっている。

以下,その構造の概要をのべる。

  本件高架橋の構成

1 橋 長:≒660m

2 幅 員:上り線,下り線共9.90m (夫々走行車線3.5m,追越車線3.5m)

3 構 成:上り線,下り線共26径間

4 径間長:最長36m, 最短≒18m 一般25.5m

3-2 高架橋の構造

1 名 称:単純桁橋(一連の橋が1スパン毎に区切られた桁橋)

2 形 式:鉄筋コンクリートの床版と鋼製のT形桁を合成した合成桁橋。その断面図等を図1-3図1-4図1-5で示す。

<上部構造の説明図>
@ 腹板
A 上フランジ 鉄製主桁

引っ張りに強いT型鋼を主体とした

B 下フランジ

C 端対傾構

D 中間対傾構

E ずれ止め(ジベル)床版と桁を結合する

F 支承(上級荷重を下部,橋脚に伝える)

G 伸縮装置

H 床板(鉄筋コンクリート 180o)

I 舗装

J 地覆

K 壁高欄

L ラーメン橋脚

図1-3 橋の構造の見取図

(公団側準備書面より)

 

図1-4  側 面 図(南側)

(公団側準備書面より)

 

図1-5 横 断 面

(公団側基準書面より)