4-4 建物の振動と建物被害の関係

 以上の検討によって,香芝高架橋や旧県道の近くの建物は振動していることが明らかになったので,次に建物振動と建物被害の関係について検討する。

表4-23 建物の振動と建物被害

窓や戸の振動|壁のひび割れ @ あり A なし ひび割れの発生率

@/(@+A) (%)

あり 34 11
なし 6 38

 

 建物の振動を表わす指標として,「窓や戸が風もないのにガタガタと振動する」ことのある建物と、そうでない建物に分け,それぞれについて,壁のひび割れの発生している建物の割合を調べると,表4-23に示すように,両者には,著しい差がある。

 これは,建物被害の原因は,建物に加えられている振動であることを,非常に高い確度で裏づけている。