

1-1 目的
この測定調査の目的は,西名阪自動車道香芝高架橋周辺の超低周波音(付録第2章1節参照)の実態を明らかにすることである。具体的には次の3点があげられる。
(1) 香芝高架橋周辺の低周波音の特性−音圧レベル(付録第1章1節参照),空間的な分布,時間的変動,周波数特性(付録第1章5節参照)−を明らかにすること。
(2)低周波音の発生源と発生のしかたを明らかにすること。
(3)香芝高架橋周辺の低周波音を他の高架橋 周辺や盛土式道路周辺の低周波音と比較し,共通性や差異を明らかにすること。
表3-1 測定調査の内容
| 測定 | 年 月 日 | 測 定 地 | 測 定 内 容 |
| 第1回 | 1981.3.6〜7 | 高芝高架橋 | 床板振動と直下音圧等 |
| 2 | 1981.8.4〜5 | 高芝高架橋隣接住居 | 床板振動,直下・軒下・各室音圧等 |
| 3 | 1982.8.9〜11 | 香芝高架橋等 | 距離減衰,高架構造と1/3オクターブバンドレベル盛土部周辺の音圧等 |
| 4 | 1982.2.27〜28 | 兵庫県内阪神高速周辺 | 距離減衰,防音工事室内音圧 |
| 5 | 1983.11.3〜4 | 大阪府松原市大堀町 | 西名阪自動車道松原インター周辺の音圧 |
1-2 測定の方法
前項の目的に従って数回の測定調査をおこなった。各回の測定調査の内容を表3-1に,使用した機器を表3-2に示す。
測定系のブロック図を図3-1に示した。低周波音用マイクロホンの出力は増幅器を通したあと高速度レベルレコーダで監視しながらデータレコーダに収録した。測定場所や測定内容に応じて,2〜7チャンネルの同時収録をおこなっている。1測定につき5〜10分間のデータをとっている。収録データは*AD変換したあとコンピュータを用いて各種の処理をおこなった。
| 表3-2 使用機器
測定機器 |
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*注) アナログ信号をデジタル信号に置き 換えること。データレコーダで収録するのは音圧波形そのもの(アナログ信号)であり、それを計算機で処理できるように各時刻の音圧を示す数値の並び(デジタル信号)に置き換えること。